整形外科の医局に8人の新人を迎えることができました。 研修先はいろいろでしたが、これからは山本教授の指導のもと、脊椎、関節、外傷、腫瘍、スポーツと1年間かけて広く実際の整形外科を学びます。 それに平行して学内では代表疾患のガイドラインをシニアDrのレクチャー(大学院講座として)が毎月あり、学外では他大学の著名な先生による講演会が開かれます。 1年目は幅広く経験し、深く学ぶこととなります。 実際の医療現場は、試験勉強とまったく異なるのが特徴です。 資格だけでは何も通用せず患者さんの真の信用を得ることはできません。 知識はその意味をしっかり理解し、診察には人の気持ちを察する優しさが必要です。 医療現場では、初対面の人から信用してもらえるようきちんとした身だしなみと言葉遣いに気をつけましょう。 疲れていても下を向いていてはいけません。 これもプロ意識のひとつです。 試験の前に土壇場で勉強してクリアして良かったという生活習慣では、患者さんの治療は後手となってしまいます。 まず、体調に関して自己管理をしっかりする、遅刻はせず、時間は守る、調べて準備してから仕事に入ること。 計画性の無い診断、治療は質が低下します。 新たな季節が始まりますが、実力のある良医になれるよう、準備する努力することを忘れないでほしいです。