8月末8月29日から31日まで、マレーシアのボルネオ島にあるクチンという場所で第9回APOA Spine society congressに山本教授のご高配で、大学院4年生の西村先生と参加してきました。4年間の研究成果の英語発表で大変緊張しましたが、アジアの先生達の暖かい雰囲気の中、無事に口演発表を終えることができました。
発表は、私(遠藤)が腰椎変性すべり症固定術後の早期発生の隣接障害とアライメント、西村先生が頸椎症性脊髄症の歩行分析で、アジアの先生達の流暢な英語の中、日本を背負って乗りきりました。学会は、教育講演が中心で、朝7時から始まります。マレーシアの新進気鋭のMalaya大学のKwan先生がいろいろな症例を供覧して皆に質問して会場を盛り上げます。最初はおとなしく聞いていたのですが、2日目あたりから慣れてくると自然と質問するようになりました。
アジアには、カリエスが多く日本では考えられないような難治症例がたくさんいるためか、アメリカへの留学帰りの先生が多いせいか、東南アジアの脊椎外科はかなり技術レベルが高いという印象でした。このような貴重な機会を与えていただいた山本教授をはじめとする医局の皆様に陳謝します。
写真は町の名前のクチンは猫という意味で猫の像がありました。 土地の料理はラクサ(写真)という麺がおいしかったです。(文責:遠藤健司)