山本教授の発案で始まった脊椎脊髄手技ベーシックセミナーは、今年で6年目を迎えました。6年前、山本教授と下見に行って一緒に椎弓切除を行ったのが昨日のことのようです。今年は、曽雌先生率いる慈恵医大と網代先生率いる日大駿河台脊椎班と合流しての開催です。初期研修医も2人参加しました。外科手技の基礎を大学の垣根を越えて皆で仲良く、良い意味での緊張感を持って学ぶことができました。自分の基礎的外科水準が他の施設と比較してどの程度のレベルにあるのかを知ることは大切です。1日目夜に講義が行われ、2日目に午前、午後と実習があります。メスの持ち方から止血、椎弓切除、顕微鏡、内視鏡手術、スクリュー固定、変形矯正、PPS、PSOまでそれぞれのニーズに合わせて行うことができました。充実した研修で得られた技術と人の輪の広がりを今後にいかせていけたらありがたいです。(文責:遠藤)