入局1年目の増井崇人と申します。
2026年5月21日から5月24日まで、神戸で開催された第99回日本整形外科学術総会に参加させていただきましたので、ご報告申し上げます。

研修医時代にも日本膝関節学会など、いくつかの学会に参加させていただいた経験はありましたが、専攻医として参加した今回は、これまでとは異なり、発表や講演内容を実臨床と結び付けながら聴講することができ、大変勉強になりました。


現在、関節・スポーツ班をローテート中であることから、股関節・膝関節関連のセッションを中心に聴講いたしました。専門的な内容も多く、未熟なため理解が追いつかない場面も多々ありましたが、SSI予防に関しては改めて日常診療から強く意識していく必要があると感じました。

整形外科領域では人工物を使用する機会が多く、特に関節領域では人工関節周囲感染(PJI)が大きな問題となります。一度Biofilmが形成されると、デブリドマンや抗菌薬治療の有効性が低下することが知られており、感染予防の重要性を再認識しました。日々の手技や周術期管理を今一度見直し、予防的治療への理解を深めていきたいと考えております。

また、大腿骨転子部骨折に対するGamma Nail手技のハンズオンセミナーにも参加させていただきました。今回は定員超過のためボーンモデルを用いた研修には参加できず、見学のみとなりましたが、実際の手技を間近で見ることで理解を深めることができました。7月より外傷班をローテート予定であるため、今回学んだ内容を今後の診療に活かしていきたいと思います。

当医局の准教授である立岩先生のご講演では、PJIに対するDAIRの適応について学ばせていただきました。患者様の術後ADLを良好に保つためにも、二期的再置換術が必要となる前に早期診断・早期治療介入を行う重要性を強く感じました。
遅発性感染では疼痛などの症状が軽度である場合もあり、症状を見逃さず、チーム内で共有しながら早期に適切な介入ができるよう努めてまいります。


学会後には専攻医1年目全員で食事をする機会がありました。慣れない新生活で、同期全員でゆっくり話をする機会が少なかった中で、大学時代から現在に至るまで様々な話をすることができ、大変有意義な時間となりました。また、他大学の先生方とも交流する機会があり、多くの刺激を受けることができました。

今回の学会参加を通じて、整形外科医として今後も日々研鑽を積んでいく必要性を改めて実感するとともに、同期との親睦も深めることができ、大変有意義な4日間となりました。

この度は、週末のみ参加する専攻医1年目が多い中、4日間にわたり学会へ参加させていただき、誠にありがとうございました。不在期間中に様々な業務をご担当いただいた先生方に、心より御礼申し上げます。

まだまだ未熟ではありますが、今回の経験を糧に、今後も日々精進してまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。