10月17日(木曜日)、18日(金曜日)に横浜で第34回整形外科基礎学術学会(福島県立大学 紺野慎一会長)が行われました。日本の整形外科は、臨床医が基礎医学に積極的に携わっているのが特徴で、海外でも高い評価を得ています。基礎学会は、多くの大学院生が参加していて若い人でにぎわいます。椎間板変性再生、脊髄損傷回復に関する臨床応用、リハビリロボット(HAL)、慢性疼痛の治療、骨、関節のバイオメカニクスに関する研究の基礎、腫瘍、脊椎変形までさまざまな整形外科を支える基礎医学が網羅されています。東京医大整形外科は、独自の研究室を備えて本格的基礎研究を行っていて多くの英文論文を作成し、厚労省難病研究資金、文科省科学研究費や助成金を獲得し2020年には本学会を主催する予定となっています。東京医科大学は大学院生をはじめ、全国の演題採用率が79.8%の中、20演題が採用され活発な議論がなされました。「少年老い易く学成り難し、一寸の光陰、軽んずべからず」です。時が過ぎるのはあまりに早く、学問を軽んじていると、無学なまま年老いてしまします。若くして輝いている今日を大切にして、勉強をしっかりして基礎を身につけることが大切です。また、研究に興味を持ち続けることは、常に新しい気持ちを持ち続けることにもなります。

写真は、山本教授をはさんで、ポスター会場で撮りました。全員懇親会では、宇崎竜童さんが素敵な歌を披露してくれました。
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