大正5年創設 都心にある病院 東京医科大学 整形外科ホームページ

整形外科後期研修プログラム

日本整形外科学会 整形外科専門医
資格要件 日本整形外科学会に4年以上、正会員として在籍
初期研修を含めて6年(認定研修施設で3年)以上の研修
論文1編・主発表1回以上
研修講演30単位受講
研修症例記録の提出
専門医試験合格

全プログラム共通目標
後期研修1-2年目の目標・実績
基本的な外来診療手技の習得(関節穿刺、関節内注射など)
基本的な検査手技の習得(脊髄造影、関節造影など)
基本的な手術手技の習得(大腿骨転子部骨折、長幹骨骨幹部骨折、鎖骨・足関節・肘頭骨折の骨接合術など)
各種勉強会等による知識の集積、関東整形災害外科学会、東日本整形災害外科学会など

  1. 専門医取得コース
    特徴
    専門医までに経験すべき知識と技術の習得整形外科1年目:
    主治医を中心としたグループに所属し、チーム医療を行う。
    脊椎班・関節班・スポーツ関節鏡班・外傷班・腫瘍班をラウンド。
    ERからの高度外傷に対してチーム医療を行う。
    関東整形外科集談会 東京地方会で学会発表し、論文を投稿、日本整形外科学会ほか、各種学会への参加。
    整形外科2年目:
    関連病院へ出張し、外傷疾患を中心とした技術と知識を習得する。
    四肢骨折手術、人工骨頭置換術など、一般整形外科手術手技を習得する。
    希望により救命救急科、リハビリテーション科、麻酔科などのラウンドも可能。
    整形外科3年目:
    東京医科大学病院・東京医科大学八王子医療センター・東京医科大学茨城医療センターや関連病院にて、専門知識や診療技術、手術手技能力を高める。
    脊椎班:指導医のもと脊椎固定術を習得できる。
    関節班:指導医のもと人工関節置換術を習得できる。
    スポーツ関節鏡班:指導医のもとスポーツ外傷手術、膝関節鏡視下手術を習得できる。
    外傷班:高度救急外傷に対する初期治療および手術手技を習得できる。
    腫瘍班:手の外科の手術手技を習得できる。
  2. 専門医取得・社会人大学院コース
    特徴
    臨床を学びながら学位取得が可能、収入面は専門医取得コースと同じ収入を得られる1年目:
    主治医を中心としたグループに所属し、チーム医療を行う。
    脊椎班・関節班・スポーツ関節鏡班・外傷班・腫瘍班をラウンド。
    ERからの高度外傷に対してチーム医療を行う。
    骨・関節軟骨の解剖、バイオメカニクスなど整形外科基礎知識、基本慨念を理解する。
    2年目:基礎分野よりテーマを絞り基礎的研究、臨床的研究を推進する。
    3年目:研究成果を学会にて報告する。
    4年目:研究成果を論文にまとめ、学術誌に投稿し、学位を取得する
  3. 専門医取得・大学院コース
    特徴
    他大学や他の基礎系研究室とタイアップし、基礎研究中心に学位を取得1年目:骨・関節軟骨の解剖、バイオメカニクス
    など整形外科基礎知識、基本慨念を理解する。
    2年目:基礎分野よりテーマを絞り基礎的研究、を推進する。
    3年目:研究成果を学会にて報告する。
    4年目:研究成果を英文(学位)論文の執筆、学術誌に投稿。
    より高度な整形外科関連の基礎研究、海外学会での口演・ポスター発表を行う。

大学院生(現在)
社会人大学院生:15名
基礎研究指導者
分子生物学部門 澤地恭平
バイオマテリアル部門 高橋康仁

その他取得可能な専門医

日本整形外科学会認定  脊椎脊髄病医
日本整形外科学会    脊椎内視鏡下手術・技術認定医
日本整形外科学会認定  スポーツ医
日本整形外科学会認定  リウマチ医
日本手の外科学会認定  手の外科専門医
日本整形外科学会認定  運動器リハビリテーション医  
日本人工関節学会認定  人工関節専門医  など

入局時処遇

・身分:後期研修医、社会人大学院
・給与:55万円以上/月(関連病院の日勤を含む、外勤当直などは別途)
・保険:社会保険加入
・東京ディズニーリゾート,スポーツジム,新国立劇場など優遇あり

特徴

1. 各分野の専門グループを研修(脊椎、関節、スポーツ、外傷、腫瘍、手の外科)
整形外科全般の最先端の研修が可能で将来は専門として全て選択可能です
2. 人工関節センター:人工関節の最先端を学ぶことができます
3. スポーツドクターの育成:Jリーグ活動に参加しながら現場のスポーツ医学を学ぶことができます
4. 救急救命センターとの連携:高度救急救命の外傷管理、骨折手術、脊髄損傷治療の初期対応
5. 脊椎内視鏡手術:内視鏡技術認定医による熟練した技術
6. 医局員同士の協力:教授以下医局員同士が連携し合い、仲が良く、面倒見が良く、ギプスの巻き方、エコー操作、など寺子屋形式で20回の勉強会を受けることができます
7. 多様性:自大学出身者だけではなく、全国各地の大学から入局者を募集しています。女性も大歓迎です
出身大学:岩手医大、千葉大、帝京大、日本大、獨協医大、埼玉医大、東海大、金沢医大、愛知医大、山梨大、昭和大、香川大、広島大、佐賀大、杏林大、北里大、群馬大
女性医師:4人

国内、海外留学

東京医科大学整形外科の専門研修プログラムには、茨城県の肝疾患診療連携拠点病院であり地域がん診療連携拠点病院である総合病院の東京医科大学茨城医療センター、三次救命救急センター、災害拠点病院、感染症指定医療機関、がん診療連携拠点病院の指定を受け、移植医療の推進をはじめとした時代に即した高度先進医療を実践している東京医科大学八王子医療センター、都市型総合病院である厚生中央病院、戸田中央総合病院、さらに専門領域研修病院として、信濃医療福祉センター、また、地域医療を担っている多摩丘陵病院、福島労災病院、右田病院、熱海所記念病院、昭島病院、関口病院、中野江古田病院、アントラーズスポーツクリニック、島田台総合病院といった幅広い連携施設が入っています。

基幹施設である東京医科大学病院整形外科では脊椎、上肢・手、下肢、外傷、リウマチ、リハビリテーション、スポーツ、小児、腫瘍と各分野での十分な症例数があり、基幹施設、連携施設での研修で専門研修期間中に経験すべき疾患・病態は十分に経験することが出来ます。また地域中核病院においては地域医療から様々な疾患に対する技能を経験することが出来ます。
連携施設には、その地域において医療の拠点となっている東京医科大学茨城医療センター、多摩丘陵病院、福島労災病院、右田病院、熱海所記念病院、昭島病院、関口病院、中野江古田病院、信濃医療福祉センター、アントラーズスポーツクリニック、島田台総合病院といった幅広い連携施設が入っています。そのため、連携施設での研修中に地域医療(過疎地域も含む)の研修が可能です。


後期研修を終えたのち、教授の推薦を得て自分の専門分野で国内、海外留学することが可能です。
海外留学先
⦁ Loma Linda University Medical Center (Califolnia, USA)
⦁ University of Western Ontario (Ontario, Canada)
⦁ Fowler Kennedy Sport Medicine Clinic (Ontario, Canada)
⦁ Instituto Ortopedico Rizzoli of Bologna(Bologna, Italia)
⦁ Thomas Jefferson University (Philadelphia, USA)
⦁ University of Zurich (Zurich, Swiss)
⦁ Mayo Clinic (Minnesota, USA)
⦁ Hospital for Special Surgery (New York, USA)

先輩からのメッセージ

2年目
國吉祥汰

Q1,入局のきっかけ
出身は高知県、令和2年に愛知医科大学を卒業後、東京医科大学病院で2年間初期研修を行いました。
またその間に、本院の整形外科を2カ月間ローテーションさせていただきました。
父が消化器内科医ということもあり、最初は内科系も考えておりましたが、整形外科で研修させていただいた際に、患者さんのQOLが目に見えて改善されていく姿をみて、そこに魅力を感じました。
また先生方も丁寧に指導してくださり、医局の雰囲気も良かったことも入局を決意した理由の一つです。

Q2,現在の仕事内容
1年目の時は大学病院にて基礎的な知識と技術を身につける大切な期間です。
当院整形外科は外傷班、関節班、脊椎班、上肢・腫瘍班、スポーツ班での5つのグループで構成されており、後期研修1年目は広範な整形外科領域をカバーするためにその5つのグループを2ヶ月かけてローテーションし、短い期間ではありますがその2ヶ月間を通じて、各グループ特有の領域について学ぶことができます。

残りの2ヶ月は八王子医療センターでの研修を行い、そこでも外傷、脊椎、関節分野の症例を経験することができます。また熟練した指導医のもとで身体診察、症例の評価・診断・治療法の選択、シーネ・ギプス巻き、術後の処置など基本的な手技に関しても学ぶことができます。
加えて月に数回、業務開始前、もしくは終了後に指導医による座学勉強会を設けて頂いてるのでそこでも知識を得ることが出来ます。

通常業務は平日と隔週の土曜日(半日)となっており、基本的には朝8時のカンファレンスからスタートし、その後9時頃から外来や病棟業務、手術などを行います。その時のグループや曜日によって業務内容は様々です。
週に一回は関連病院への外勤もあり、外来業務や手術助手を行います。様々な関連病院があり普段大学病院では出会えない症例を経験することができます。
そして1年目のうちに全員が学会発表を行ない、その後論文作成を行います。これは将来専門医取得に必要条件であり、そういった面も早いうちからご指導頂けます。

後期研修医2年目は基本的に関連病院での研修となります。
より高度なスキルと知識の習得に取り組み、外科手術においても積極的に参加し、さまざまな症例に対する手術プランニングや実施を行います。
1年目の時とは異なり、自分で手術日程を組んだり、本人や家族への病状説明、術後後療法や退院時期の検討などを行う機会が圧倒的に増え、勉強の日々を送っています。

Q3,実際の生活について
私は現在、熱海市昭和町にある熱海所記念病院で勤務しておりまして、整形外科は病院長である金井先生、部長の林先生、私の3名が常勤医になります。
また、月・火・金・土曜は非常勤の先生方がいらっしゃり、そこで入院患者さんのご相談をさせていただいたりもしています。

熱海で勤務し始めて感じたことですが、都内とは異なり高齢者で独居の割合が多く、術後リハビリ経過が順調であっても、他の人のサポートがないと自宅退院が困難なケースが多々あり日々考えさせられています。

また当直に関してですが、熱海には救急病院が所記念病院と国際医療福祉大学熱海病院の2つしかなく、当番日には2次救急はもちろんのこと、脳卒中やCPAなどの3次救急も受け入れを行っておりとても緊張感のある日々を送っております。

Q4,当教室での研修を考えている人へ
整形外科に興味のある方にはぜひ当医局を検討いただけたら嬉しく思います。
是非一緒に頑張りましょう!

2年目
村上 雄一朗

Q1,入局のきっかけ
2022年入局の村上雄一朗です。 群馬大学を卒業後、群馬の市中病院で初期研修を終了後に東京医科大学整形外科に入局させていただきました。 もともと部活動での怪我をきっかけに整形外科を志望しており、地元での整形外科医になれたらと考えていました。高校生の同級生である加内先生が入局することもきっかけに東京医科大学に入局させていただきました。

Q2,現在の仕事内容
入局後は整形外科の右も左も分からない状態でしたが、1年目にスポーツ班、八王子医療センター、脊椎班、関節班、上肢・腫瘍班、外傷班と2ヶ月ごとに各グループをローテートさせていただき、整形外科の広い範囲で基礎を学ばせていただきました。各グループの先生方の丁寧な指導のもと充実した日々を過ごすことができ、年度末には学会参加にて発表もさせていただきました。 2年目となった現在は大学の外傷班で研修させていただいております。commonな外傷から、3次救急病院であり、骨盤骨折、開放骨折等の重篤な疾患も経験することで日々成長を感じております。

Q3,実際の生活について
病院から自転車で10分程度のところに住んでおり、基本的には自転車で通勤してます。新宿なので仕事終わりにそのまま飲みに行くこともできて立地の良さが素晴らしいですね。週に1回程度のオンコール、月1回程度の当直ありますが、休日はプライベートの時間を楽しむことができてます。

Q4,当教室での研修を考えている人へ
自分は入局するまでは東京医科大学とは縁もゆかりもありませんでしたが、医局の雰囲気もよく、とても働きやすさを実感しております。仕事を始めると、運動する機会がなかなかないものでしたが、医局のサッカー部ダーティーズにも入部させていただき、勤務外でも先生方と汗を流すことができて幸せを感じています。 なんのゆかりもなくても是非一度、東京医科大学に見学にいらしてください。

3年目
向坂 滉太郎

Q1,入局のきっかけ
自分は、帝京大学を卒業後、東京医科大学八王子医療センターで2年間の初期研修を行った後に当院の整形外科教室に入局しました。初期研修では、内科も含め多くの科を回り、そのうち特定集中治療部、麻酔科への入局も検討していましたが、八王子医療センターの整形外科をローテートした際に科長佐野先生以下の先生方の雰囲気や丁寧な指導、また、患者が元気に退院していくことに魅力を感じたため整形外科を選択しました。母校である帝京大学の整形外科も見学しましたが、新宿を見学した際の医局の雰囲気に惹かれ、また、いずれ八王子医療センターにて働きたいといく気持ちもあり当院に入局させてもらった次第です。医局員の数が多すぎず、医局内の雰囲気も明るく、大学病院として非常に多くの症例を学べることも入局する決め手になりました。

Q2,現在の仕事内容
東京医大の整形外科は脊椎班、関節班、スポーツ班、腫瘍班、外傷班の5つのチームで構成されており、入局1年目は上記5チームに八王子医療センターを加えた6チームを2カ月単位でラウンドします。各チームに専門的な手技や検査、手術がありそれらを学ぶことが出来ます。
また1週間のうち半日の外来を2日行い、もう1日は外勤病院へ出張します。外来は後ろ付きの先生と2人で行うためシーネの巻き方やギプスカット等をはじめとした、整形外科医にとって基本かつ必須な技術をしっかりと指導してもらうことができます。外勤病院には様々な病院がありますが、普段大学病院では診ることの少ない症例を経験することができます。
2年目になると外病院へ出張することが基本となっており、1人で診療すること多くなりますが、そのための手技や知識を十分経験できていると感じています。
また、1年目のうち1回は学会にて発表をしたのちの論文を作成することになっており、目下作成中です。

Q3,実際の生活について
住まいに関しては、すぐに病院へいけるように病院の近くに住む人もいますが、自分は電車で2駅のところに住んでおり特に不便は感じていません。通常業務は平日と隔週の土曜日(半日)となっています。加えて月に2~3回のon call(内1~2回は当直)と病棟当番がありますが、それ以外の日は非番のため呼び出しもまずありません。ジムに行ったり友人と過ごしたり、また自己学習の時間もあるためしっかり気分転換できています。基本は仕事中心の生活ですが、整形外科では学会でのスポーツ大会があり、それに向けた練習を医局員で行うこともあり、良い息抜きとなっています。

Q4,当教室での研修を考えている人へ
当教室は同期の仲が良いのはもちろん、上級医との距離も近く楽しい雰囲気の中で働くことができています。論文作成も上級医から懇切丁寧かつ一笑いある指導してもらえるため、苦手な自分も作成できています。
また大学病院でしか学べない症例も多く、大学で毎朝行われる症例検討などでは日々勉強になることが多いです。当教室は自分を含め他大学出身者も多く、出身校のしがらみは全くありません。一人でも多くの入局をお待ちしています。

5年目
上嶋 智之

Q1,入局のきっかけ
私は学生時代から興味のある分野はいくつかあったものの専門分野を決めきれずにいた為、大学病院での初期研修で様々な科をローテーションし、その中で整形外科も選択しました。整形外科の治療は患者のQOLに直結し、保存的治療や手術で全身を診るという点で大変魅力を感じました。歩くことが出来なかった方が手術翌日より歩くようになった姿をみて運動機能の再建をもっと深く学びたいと思い、整形外科を専門に選びました。
また私は整形外科の中での専攻分野を決めておらず、幅広く整形外科診療を学びたいと考えており幅広い専門分野の医師が在籍する当医局は自分に合っていると思いました。先輩方との距離が近く、楽しく指導して頂いている様子にも惹かれました。令和元年より新病院となり、大都会で最新の設備が整った病院という素晴らしい環境で働きたいと考え当医局を選択しました。

Q2,現在の仕事内容
入局一年目は大学で各グループをラウンドし、二年目は昭島病院で一般外傷を中心に学びました。三年目は大学のspineチームに配属となり、脊椎疾患を中心に学んでいます。当院脊椎班では首下がり症候群をはじめとした変形矯正や脊髄腫瘍といった高難度手術、救命救急センターへ搬送される脊髄損傷や脱臼骨折といった緊急手術、内視鏡治療やMIS等の低侵襲治療と多彩な手術を行っており、最新の治療を学ぶことができます。
脊椎班の予定手術日は木曜日であり、他の日は手術に向けて神経ブロックや脊髄造影などの診断を含めた術前検査を行います。外来は脊椎外来を中心に行っており、術前後の方に加えて、初診より紹介された患者さんも診ています。
また毎週金曜日は市中病院へ出張しており、外来と一般外傷の手術を行っております。執刀は基本的に任されており、脊椎疾患の手術だけでなく外傷の手術も毎週行うことがてきます。

Q3,実際の生活について
通常業務は平日と隔週の土曜日の半日となっています。またこれらに加えてon callが週1回程度、当直が月1回程度あります。
以上の出勤日以外はオフとなり当番医が対応するため休日に呼ばれることはまずありません。友人と過ごす時間や自身の勉学のための時間も十分にあり、プライベートも充実しています。

Q4,当教室での研修を考えている人へ
新宿という大都会の、最新の医療設備が備わった環境で働くことができることはこの上なく恵まれていると日々実感しています。当教室は仕事もプライベートも充実しており、これから整形外科を専攻しようという方へ非常に薦めたく思います。
ぜひ僕たちと一緒に整形外科を学びましょう!

8年目
元谷 和貴

Q1,入局のきっかけ
自分は東京医科大学医学部を卒業後、市中病院である厚生中央病院にて初期研修を行い、その後東京医科大学整形外科に入局しました。
整形外科を専攻した理由は、もともと小学校から高校まで色々なスポーツを続けており、職業としてもスポーツ活動に携わることができたらと考えていた事に加え、父が整形外科でありスポーツで怪我した患者様を診察している姿を見て漠然と興味を抱きました。まあ自分のことを診てくれた記憶はありませんが。初期研修で整形外科をラウンドした際に、整形外科の専門分野の多さや分野毎の手術も多様であり、保存的加療の幅も非常に深いと感じました。救命救急での全身管理や多発外傷に対する対応なども興味深かったのですが、手術後、目に見えて回復していき元気になって退院する姿を見届けられるのは本当に嬉しい瞬間と感じ、専攻を決めました。後期研修先としていくつかの病院を見学・研修しましたが、当教室の研修中に出会った先生達は自分とそんなに年齢が離れている訳ではなかったのですが、診療や手術手技の技術に富んでおり若手への指導も丁寧であったことが印象的であり、自分もここで学びつつ一緒に働きたいと思い当教室への入局を決めました。

Q2,現在の仕事内容
現在5つある専門グループの中で外傷専門のグループに属しています。大学病院で扱う外傷は幅広く、救命救急センターに搬送される多発外傷・開放骨折を含む重度四肢外傷・骨盤外傷の治療もしますし、高齢者に多い大腿骨近位部骨折等の一般外傷も手術しています。当院では救命センターに搬送される開放骨折や骨盤骨折に関しては、Damage Control Orthopedics(DCO)の概念に基づいた創外固定等の一時的処置を全て、整形外科で外傷グループ中心に行っています。自分含めた外傷グループの医師が指導しつつ、ラウンドしている後期研修一年目と一緒に創外固定などを行ったりして当直中でも慌てず対応出来るように医局全体で取り組んでおります。一般外傷においては毎週行っているカンファレンスで症例毎に最適な骨折治療を全員で意見を出し合い方針を決め、症例検討会でのプレゼンテーションや執刀も担当しています。希望すればAOセミナーを始めとした勉強会にも全て参加出来ますし、当直休みや連休もあります。それ以外のバイトなどに関しては月1回やっている位で、都合がつかない時は他の医局員と柔軟に変更も可能です。非常に融通も利いて仕事面の負担は想像よりも少ないと思います。

Q3,実際の生活について
病院から30分ほどの場所から車通勤で、朝7時半から8時を目安に出勤しています。新病院の駐車場は尋常じゃない安さです。勤務時間外はoncall制なので基本呼び出しはないです。また自分の学年では現在当直はしておらず月2−3回程度の頻度で後輩のoncallのサポート番を担当しています。その際、困った症例の電話相談、場合によっては手術等をやることがあります。休日は月1―2回の病棟当番と月1回当直バイトがありますが、それ以外は特になくオンオフは相当はっきりしていてプライベートの時間も十分確保されています。

医局説明会 参加者募集

東京医大整形外科への見学、研修をお考えの医学生、初期研修医の方へ

 

東京医科大学整形外科への入局について考えている方々へのお知らせです。

将来の進路に整形外科を検討中の方、東京医科大学整形外科の雰囲気を感じたい方、見学、面談を希望する方は、下記連絡ください。

個別オンライン面談も受け付けます。

研修内容、出張病院、将来の展望、給与など待遇など説明します。

連絡先:

医局秘書:天水汐梨:yuri@tokyo-med.ac.jp

医局長:石田常仁 : tsune725@aol.com

募集要項に関しましては、東京医科大学病院ホームページの卒後臨床研修センター・後期臨床研修に更新されますのでご確認ください。
https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/hospinfo/kensyu/bosyu/index2.html

お問い合わせはこちら TEL 03-3342-6111 (内線:5861.5865) 平日(月~金)9:00~16:00

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