脊椎の間にある、椎間板軟骨、関節、靭帯が突出して神経を圧迫しています。 原因は、加齢現象でなることが多く、誰でも大なり小なり発生します。ちょうど、指の節が少しずつ太くなっていくのと同じことが脊椎に起こると考えてください。痛みやしびれが発生したり、歩きづらくなったら治療が必要です。

腰部脊柱管狭窄症は、立っていたり、歩くと腰だけでなく足に痛みやしびれがでます。 骨や軟骨による圧迫によって、腰の神経や血管の流れが悪くなります。まず、痛み止めや血液の流れを改善する薬を使用し、日常生活では、体を反る運動はしないようにしてください。歩くことは健康全体の面からも良いことです。

東京医科大学 整形外科 遠藤健司

参考図書
日本人の腰痛(丸善出版):遠藤健司著
名医が語る 腰部脊柱管狭窄症 高橋 寛著