今年2018年に認可されたヘルニコア(コンドリアーゼ)は、腰椎椎間板ヘルニアに対して日本で開発された新薬です。局所麻酔で椎間板を構成する髄核を融解することで、脱出したヘルニアの圧を下げ疼痛を緩和させるという画期的薬剤です。適応は、適応:内服、神経根ブロックで効果が無かった、後縦靭帯下脱出ヘルニアで、初回ヘルニアのみ使用することができます。

脱出が少ないもの、ヘルニアが非連続のものは効果が少なく適応とならないので注意が必要です。東京医大では、発売前より、麻酔科大瀬戸教授による治験も参加しており、整形外科、麻酔科で施行することができます。手術を回避できる可能性がある薬剤としての期待がよせられています。

ヘルニアの関連記事へジャンプ

脊椎班活動