脊椎変性疾患に対する新しい内視鏡手術
当院では、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの脊椎変性疾患に対して、最新の**二孔式灌流型脊椎内視鏡手術(UBE: Unilateral Biportal Endoscopic surgery)**を導入しています。
この手術は2022年に日本で新たに認可された新しい内視鏡手術で、従来のMED(Micro Endoscopic Discectomy)に比べ、さらに低侵襲で操作性に優れています。
特徴とメリット
• 二孔式アプローチ(UBE/BESS):カメラと手術器具を別々のポータルから挿入するため、視野の自由度と操作性が高く、繊細な操作が可能です。
• 灌流下での視野確保:水流により出血を抑え、明瞭な視野での安全な手術が行えます。
• 低侵襲・早期回復:切開はわずか5mmと8mmの2か所で済み、筋肉への侵襲が少ないため、術後の創部痛が軽く、早期の社会復帰が期待できます。(写真1,2)
本術式は、シンガポールでの研修を経て正式に導入されました。最新機器を用いた安全で正確な手術を行うため、継続的に技術研鑽を重ねています。
腰や脚の痛み・しびれでお悩みの方、また低侵襲治療をご希望の方は、ぜひ当院までご相談ください。手術に関するセカンドオピニオンだけでも結構です。
安全で確実な最新の内視鏡手術により、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供いたします。
現在、UBE施行可能な資格コースを修了した医師(西村浩輔、山内英也、上原太郎、上嶋智之)により安全な手術が行われています。
(写真1)
(写真2)

(提供:Smith&Nephew社 承諾済)

