令和8年3月13日に病院の臨床講堂にて当科主任教授の山本謙吾先生の最終講義が行われました。医局員、秘書、病棟、外来、リハビリ、事務など多くのコメディカルスタッフも集まり、最終講義に華を添えました。山本先生の43年にわたる整形外科医人生の集大成とも言えるべく、非常に感銘深い内容でした。私も学生時代の講義から入局後も数えきれない多くの薫陶を山本先生から受けてきましたが、やはり最終講義となると感慨深いものがありました。
講義では、これまでの臨床・研究・教育における歩みを振り返りながら、整形外科医として大切にすべき姿勢について語られました。講義のテーマである「欲速則不達」という言葉には、医療において結果を急ぐのではなく、基礎を大切にし、一つ一つの経験を積み重ねながら確実に前に進むことの重要性が込められており、若い医師にとっても大変示唆に富む内容でした。また、長年ともに歩んでこられた医局員やコメディカルスタッフへの感謝の言葉も述べられ、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。最後には整形外科名物の胴上げ三唱(四唱?)を行い、盛り上げることができました。
山本先生が築かれてきた整形外科医としての哲学と教えは、これからも当科の大切な財産として受け継いでいこうと思います。今回の最終講義でいただいた数々の言葉を胸に、医局員一同、これからも幅広い知見を持ち、患者さん一例一例を大切にした医療を実践していきたいと思います。43年にわたり整形外科医療、後進の育成、そして医局の発展にご尽力されてきた山本先生に心より敬意と感謝を申し上げます。
文責:石田常仁



