スポーツ・関節鏡グループ所属の田村です。初期研修と、消化器外科での2年間の研鑽を経て、サッカードクターになる夢を諦めきれず、2014年に入局しました。

大学同期の脊椎班 村田先生からバトンを頂きましたので、今回は私が担当させていただきます。

当教室の整形外科に興味を持ち、見学や入局を希望してくださる学生や初期研修医の中には、スポーツドクターを志す方がいらっしゃいますので、今回はスポーツドクターとしての私の日常を簡単に紹介いたします。

私は、他の医局員と同様に、普段は大学病院での外来、手術、学会業務などを行っておりますが、週末を中心にサッカーやフットサルチームのサポートをしております。

スポーツドクターになるために必須な資格はありませんが、スポーツドクターとしては一般的に下記の3つの資格が知られています。

①日本スポーツ協会公認スポーツドクター

②日本医師会認定スポーツ医

③日本整形外科学会認定スポーツ医

私は①、②の資格を持っています。

スポーツドクターの活動は多岐にわたりますが、日本サッカー界でのスポーツドクターの役割は主に2つあります。

1つはチームに帯同し、ベンチに入って試合中の救急対応も行うチームドクター、もう1つは会場の医務室などに待機して、観客、スタッフ、選手などをみる会場ドクターです。

私の場合は、会場ドクターとして天皇杯、Fリーグ、高校サッカーや関東大学サッカーなど、各カテゴリーの試合を担当させていただいています。

また、チームドクターとしては、東京ユナイテッドFC(関東サッカーリーグ1部)のチーフドクターをメインに、フウガドールすみだ(F1リーグ)やFC琉球(J2リーグ)のサポートをさせていただいております。

また大学サッカー選抜ベトナム遠征、フットサル日本代表スペイン遠征、サッカー国体東京代表ドクターとしても、スポットで帯同させていただきました。

東京ユナイテッドFCでは、チームが関東リーグ1部に昇格した2017年よりチームドクタ

ーを担当しております。

昨年はcovid-19の影響もあり、イレギュラーなレギュレーションでしたが、通常は1月に新チームとなり、3月から公式戦がスタートします。リーグ戦で上位の成績をおさめると、10月に全国社会人サッカー選手権、11月に地域チャンピオンズリーグなどの出場権が得られ、11月下旬から12月初旬にシーズン終了という流れとなります。

去年、一昨年は、リーグ戦全試合に帯同し、ベンチに入りました。

試合前後に選手をチェックしたり、平日の練習はトレーナーと選手の情報共有を行い、怪我人が出れば病院にて診察、治療を行います。

東京ユナイテッドFCはアマチュアクラブなので、帯同することで得られる収入はわずかではありますが、チームがゴールをした瞬間、勝利をした瞬間に得られる喜びは日常では得られないものがあります。まさに’priceless’。社会人になってこんなに熱くなれることはありません。

 

 

東京医科大学 スポーツ・関節鏡グループでは、

①Jリーグ

②Fリーグ

③関東サッカーリーグ

④関東大学サッカーリーグ

⑤日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)

⑥日本女子フットサルリーグ(WOMEN’S Fリーグ)

に所属するクラブのサポートをしております。

 

興味のある方はぜひお気軽に見学などにお越しください。