2022 49th Annual Meeting:
International Skeltal Society Musculoskeletal Diagnostic Meeting
@ October 23 – 28, 2022; Hotel Arts; Barcelona, Spain

帰朝報告 市川 裕一

今回2022年10月23日から28日にかけてスペインのバルセロナで行われたISS(国際骨格学会)へと西田教授とともに参加させて頂きましたのでご報告させて頂きます。

本学会は、30 カ国以上の国々の放射線科医、病理医、そして整形外科医が参加しています。ISSの機関誌はSkeletal Radiologyで、筋骨格系の疾患を専門に扱う雑誌です。

その中でも今回Unknown casesに演題を出させて頂き、ISSの会員である西田教授のご指導のもと大変貴重な発表の機会を頂けました。本学会は2019年にVancouver で開催されて以来、covid-19の影響で2020年、2021年はOn Lineでの開催となっており、久しぶりの現地開催となりました。

ISSは、骨軟部腫瘍の診断を重点におき、次回西田教授が会長を務められる骨軟部腫瘍学会のテーマでもあります、”Jaffe のトライアングルに立ち返りながら”、放射線科、病理診断科、整形外科医が集い議論を行う大変貴重な学会です。

 さて、今回ISSが開催されました、Hotel Artsは、スペインのバルセロナにあるホテルです。

Hotel Artsは、Somorrostro beachの目の前に位置しております。

まだまだバルセロナは暖かくビーチバレーをしている姿も見受けられました。

また、みなさんご存知の通りバルセロナは観光地としても有名で、建築家のアントニオ・ガウディが生涯をかけて手がけた未完の教会「サクラダ・ファミリア」が街のシンボルとなっております。

ホテルから歩いて20分ほどにあるサクラダ・ファミリアへも学会の合間に観光に行かせて頂きました。サクラダ・ファミリアはもちろんのこと街並み全てが芸術的で歩くだけでも楽しく、とても魅了されました。

そして、サクラダ・ファミリアに着くと、バルセロナらしく、世界遺産の麓でボールを蹴る女性の姿もみられました。

さて、肝心な発表はというと、英語でのOral発表であり、とても緊張し、18時からの発表でしたが、時差もありAM5時に目が覚め13時間ソワソワし続けましたが、無事に発表を終えることが出来ました。

今後新たな知見や治療へと繋げていければと思います。また、世界中で同様の疾患の患者様がいた際の一助になれば幸いです。私自身も非常に貴重な経験をさせて頂けたことに感謝しております。

 また、学会終了後には本場のフラメンコを観に行かせて頂きました。

魂の歌と踊りと、激しくもせつなさを秘めたギターが紡ぐ、本場スペインの情熱のフラメンコはとても魅力的であり、素晴らしいひと時を過ごさせて頂きました。

少しずつ緩和へと向かっておりますが、まだまだコロナ禍にて制限も多い中、国際学会にて発表する機会を頂けたことにこの場を借りて感謝申し上げます。

現地にて直接質疑応答をすることや、他の先生方の公演を拝聴することで、自身の知識のup dateにも繋がりました。この経験を今後に活かすことが出来ればと思います。

 この様な大変貴重な機会を与えて下さった、山本教授、西田教授をはじめ、医局員の先生方、長期間の学会参加をお許し頂けたことについても、改めて感謝申し上げます。

今後とも引き続き精進して参りたいと思います。