2021年日本人工関節学会 @パシフィコ横浜
先日,まだ梅雨空の続く7月7日(水),8日(木)にみなとみらいのパシフィコ横浜にて第51回日本人工関節学会(会長 玉川病院 松原正明先生)が開催されました.もともとは3月に開催される予定でしたがコロナ禍が続く中で延期となり,今回,zoom発表でも現地発表のいずれでも可能なハイブリッドでの開催となりました.ワクチンを既に打たれている方々が多いはずですが,当然のように入場時には検温チェックあり,マスク着用,ソ−シャルディスタンスを保つことが求められる環境となっていました.それでもシンポジウムや教育講演など主要な演題を沢山の先生方が現地の各会場で聴講されている様子や,ランチョンセミナーではお弁当を頂きながら最新の知見を学ぶ機会あり,ハンズオンセミナーが行われていたりと,久しぶりに現地で開催された学会の盛り上がりを味わうことができました.ただし,中には録画で発表を流されている先生が,ネット環境に不具合がある為か,質疑応答の際に応答できない事態にも遭遇し,ここでもコロナ社会の弊害を垣間見た気がします.
自分は,人工関節周術期の血栓のリスク因子について発表させて頂きました.同セクションにおけるディスカッションで,周術期の血栓,肺塞栓の発症リスクを考慮し手術に望むことの重要性を再認識する貴重な機会となりました.
今回のように,学会はやはり現地参加させていただくことで,より日常臨床や勉強のモチベーションとなり,実りあるものになると感じた二日間となりました.今後も,以前のように現地での学会開催が行われる世の中が戻ってくることを切に願っています.