東京医大整形外科 入局後教育プラン
幅広い整形外科の診療技術・知識を修得し、バランスのとれた整形外科専門医となることを目指します。整形外科入局後、後期研修開始より、原則として1年ごとに大学及、関連施設をローテーションを行い、日本整形外科学会認定の整形外科専門医を取得後にsubspecialtyの専門医資格を獲得します。
専門医の獲得条件
研修開始時点から日本整形外科学会会員でなければならない
3年9ヶ月間で45単位を修得する修練プロセスで研修する 論文1編・主発表1回以上 研修講演30単位受講
160例以上の手術手技を経験すること そのうち術者として80例以降を経験すること 研修症例記録の提出 専門医試験合格
以下、当科で獲得している専門医一覧
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本脊椎脊髄病学会指導医
日本人工関節学会認定医
日本リウマチ学会専門医
日本手の外科学会認定手の外科学会専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
大学・当科の関連施設はすべて、日本整形外科学会の認定研修施設であり、発表・論文執筆の機会も積極的に与え、指導している。教育研修講演については、大学の主催で1年あたり20単位分のセミナーを開催している。
<教育プラン>
1年目:脊椎、関節、腫瘍、スポーツ、外傷の各診療班で基本的手技を学びながらラウンドします。 週1回の外勤で、初診外来と骨折などの手術を行います。外勤も各診療班を回りながらローテーションしていろいろな病院を知ることとなります。医学研修としては、学会にて症例発表をして、和文論文を書きます。
(系統だった研究を本格的に学びたい人は、大学院に入学して、統計解析、英語論文作成などを行います。2年目以降でも入学可能) 2年目:頻度の高い疾患を処理できる能力獲得をめざします。外傷等を多く扱っている病院に出張します。 週1回、大学の外来を担当しながら、指導を受けます。
3、4年目:大学でいずれかの診療班に所属するか、またはそれに相当する施設で の研修となります。専門的術者となるための訓練、専門医を受験するための準備をします。
5年目:専門医となり、自分の専門分野、subspecialityを決めます。
大学病院での初診を担当できるようになります。 6年目:臨床だけでなく、自分の専門分野の研究、学生への教育を行います。
専門分野の専門医獲得をめざします。 10年目:専門分野をしっかり3年研修を積むことで、内外で通用する外科医となります。
15年目:難治症例に対して手術を行う、指導的立場の外科医となります。